コラム COLUMN
おいしく食べて緑内障予防!摂りたい栄養素をご紹介~緑内障について5~
こんにちは。
豊平区の「いなとみ眼科」です。
目の奥にある視神経の異常から眼圧が上昇し、少しずつ視野が狭くなる緑内障。
日本緑内障学会が40代以上の男女約4000人を対象に行った調査では、全体の5%、約20人に1人が緑内障であると報告されました。
(参照:日本緑内障学会「一般のみなさまへ」より)
緑内障を予防するには、目によいとされている栄養素をとるのも1つの方法です。
今回は、緑内障を防ぐ効果が期待できる栄養素や食べものについてお話しします。
食事で緑内障予防!積極的に摂りたい栄養素は?どんな食べものがあるの?
緑内障の予防に効果が期待できる、目によいとされている栄養素は以下のものです。
●ビタミンA
「目のビタミン」ともいわれ、目の健康に欠かせない栄養素。
眼球の中にある角膜や粘膜の保護や、涙の量を維持する働きがあります。
疲れ目やかすみ目など、使い過ぎた目の筋肉を回復させる効果も期待できます。
- うなぎ
- レバー
- 卵
- 緑黄色野菜(小松菜、ほうれん草、春菊、パセリ、人参など)
- チーズなどの乳製品
などに多く含まれます。
●ビタミンB
ビタミンBには、視神経の働きを高めたり、光の量を調節してピントを合わせるのを助けたりする働きがあります。
ビタミンBが不足すると目が疲れやすくなるので、気をつけましょう。
- 豚肉
- うなぎ
- 卵
- レバー
- 豆類(大豆、枝豆、インゲン豆、小豆など)、大豆製品(豆腐、納豆など)
- 玄米
- 青魚(サバ、サンマ、イワシなど)
などを、積極的に摂りましょう。
●ビタミンE
血行を促進する働きがあるビタミンEは、目の老化を防ぐ効果が期待できます。
疲れ目やドライアイになりやすい方にも、摂っていただきたい栄養素です。
- アボカド
- 玄米
- かぼちゃ
などに、多く含まれています。
このほかにも、ビタミンCは新陳代謝を促進する働きがあり、目の疲れや充血を防いでくれます。
また、ブルーベリーやぶどうなど、赤紫色の食べものに含まれているアントシアニンは、目の老化を防ぐ効果が期待できるので、しっかり摂りましょう。
おすすめの栄養素とバランスのよい食事で緑内障を予防しましょう
目によいとされている栄養素だからといって、同じものばかり食べていては、栄養のバランスが崩れてしまいます。
おすすめの栄養素を心がけながらバランスのよい食事をとり、緑内障の予防につなげましょう。
豊平区の「いなとみ眼科」では、緑内障を早期発見するために、定期的な検査をおすすめしています。
目の不調や違和感など、お気軽にご相談ください。
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