【白内障】喫煙で発症リスクが高くなるって本当？白内障とタバコの関係

こんにちは。
豊平区の「いなとみ眼科」です。

目の中にある水晶体が白く濁る、白内障。
水晶体は、カメラでいうレンズにあたる部分ですから、濁ると見えにくくなり、視力の低下につながります。

白内障の主な原因は加齢ですが、「喫煙」も白内障を引き起こす原因のひとつとして挙げられます。
（参照：厚生労働省 e-ヘルスネット「喫煙によるその他の健康影響」より）

ここでは、喫煙が白内障にどのように関係するのか、お話しします。

タバコが白内障の原因になる！？白内障と喫煙の関係

目の周りには多くの毛細血管が張り巡らされています。
そして、目の健康を保つための栄養は、血液を通して送られます。

一方、タバコに含まれているニコチンには、血流を悪くする作用がありますから、そのまま喫煙をくり返すとどうなるでしょう。

血流が悪くなることで血液が行き渡りにくくなり、目に必要な栄養が届かずに、老化が早まる可能性も。

また、タバコを吸うと、身体は神経細胞の酸化を抑えようと働き、ビタミンCを多く失います。
そうすると、視力の維持に必要な栄養バランスを崩し、老化を促進させる可能性も。

このように、喫煙は老化を早める原因になり、加齢が原因で起こる白内障を引き起こしやすくなるのです。

タバコを吸わなくても白内障のリスク！？受動喫煙や三次喫煙に気をつけて

タバコは、直接煙を吸いこまなくても、身体に悪い影響を及ぼすことがわかっています。
喫煙した人が直接吸い込む煙よりも、受動喫煙といわれる、喫煙した人が吐き出した煙やタバコから立ち上る煙に、より多くの有害成分が含まれているものがある、ともいわれています。
（参照：厚生労働省 e-ヘルスネット「たばこの煙と受動喫煙」より）

また、火を消したあとに残るタバコの有害成分を吸い込む三次喫煙にも、注意が必要です。
有害成分は、喫煙した人の髪の毛や衣服をはじめ、部屋や自動車のソファやカーペット、カーテンなどに残りやすくなります。
三次喫煙は気づかないうちに吸い込む恐れがありますから、特に白内障の影響を受けやすい高齢の方は、気をつけましょう。
（参照：厚生労働省 e-ヘルスネット「三次喫煙（サードハンド・スモーク）」より）

喫煙を控え白内障の進行を抑えましょう

白内障は、放っておくと少しずつ進行していきます。
治療はもちろん、喫煙を控えることで、白内障の進行を抑えることが可能です。
白内障の進行を抑える、また白内障になるのを防ぐためにも、喫煙を控えるようにしましょう。

また、進行した白内障は、手術で視力の回復をめざすことができます。

豊平区の「いなとみ眼科」では、白内障の手術を日帰りで行っています。
目のかすみや視力の低下など、目に関するお悩みは、お気軽にご相談ください。

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