コラム COLUMN
糖尿病で失明の可能性が上がる!?「糖尿病網膜症」の症状や治療法を解説
こんにちは。
豊平区の「いなとみ眼科」です。
「かすんで見える」「ものが見えづらい」と感じることはありませんか?
また、健康診断や人間ドックで糖尿病の疑いがあるといわれたことはありませんか?
心当たりのある方は、もしかしたら「糖尿病網膜症」かもしれません。
今回は、糖尿病と関係が深い「糖尿病網膜症」についてお話しします。
糖尿病が失明の原因に!?「糖尿病網膜症」とは
「糖尿病網膜症」は糖尿病が引き起こす症状のひとつです。
(参照:厚生労働省 e-ヘルスネット「糖尿病網膜症」より)
目の中にある網膜は眼底にあり、ものを見たり入ってきた光を脳の視神経に伝達したり、カメラでいうフィルムのような働きをしています。
ですが、糖尿病の原因である高血糖の状態が長く続くと、網膜に広がる毛細血管を傷つけるようになります。
やがて、目がかすんだり視力が低下したりなどの症状があらわれ、そのまま放っておくと失明につながる可能性もありますから気をつけましょう。
「糖尿病網膜症」の症状は?どんな治療法があるの?
●初期の症状と治療法
自覚症状はみられませんが、目の中の血管には小さな出血などの症状があらわれます。
このころは、糖尿病の治療や血糖をコントロールすることで「糖尿病網膜症」の進行を抑えることが可能です。
●中期の症状と治療法
目の中で、血管が詰まったり出血したりするようになるため目がかすむ、視力が低下するなどの症状を感じるようになります。
網膜にレーザー治療を行い「糖尿病網膜症」の進行を抑えます。
●末期の症状と治療法
極端な視力の低下や飛蚊症が起こり失明する可能性も。
網膜剥離や緑内障など、他の病気を併発した場合は外科治療が必要になるケースもあります。
定期的に検査を受けて「糖尿病網膜症」を予防しましょう
気づかないまま進行する「糖尿病網膜症」。
健康診断や人間ドックなどで「糖尿病予備軍」といわれたときには、すでにかなり進行していたというケースもあります。
糖尿病で血糖値をコントロールするようにいわれたら眼科でも検査を受けるようにしましょう。
豊平区の「いなとみ眼科」では、定期的な眼底検査を行っています。
「目がかすむ」「ものが見えづらい」などの症状がある方はもちろん、自覚症状がない方もお気軽にご相談ください。
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